珈琲は賞味期限?消費期限?
自宅の牛乳の期限が切れていた(悲)ことから、
牛乳の疑問をちょっと調べてみました。
「牛乳には牛乳だけでなく、牛乳のようなものまである」とのこと…
ふむふむ、これは珈琲にも言えること。
何を持ってして珈琲と呼ぶのか、この定義も一筋縄ではありません。
さて、今日は珈琲の定義とはという話ではなくて、賞味期限と消費期限です。
賞味期限と消費期限の違いご存知でしょうか?
■消費期限とは
⇒ 品質が急速に劣化する食品(おおむね5日以内)
⇒ 期限を過ぎると食べない方が良い
⇒ 弁当、惣菜、生めん、サンドイッチや調理パンなど
⇒ wikiでは安心して食べられる期限
■賞味期限とは
⇒ 品質の劣化が比較的緩やかな食品
⇒ 期限を過ぎたからと言って、すぐ食べられなくなるわけではない
⇒ スナック菓子、カップめん、レトルト食品、缶詰、バターなど
⇒ wikiでは美味しく食べられる期限
牛乳は、一般的に賞味期限(タッチの差くらいで賞味期限)に分類されるそうです。
今まで牛乳は「消費期限」かと思っていたのですが全てではないようですね。
高温殺菌と低音殺菌でも変わってくるようです。
⇒ 高温殺菌牛乳は「賞味期限」
⇒ 低温殺菌牛乳は「消費期限」
今までのアルトコーヒーのコーヒー教室では、
「牛乳は消費期限」と言ってました。皆様すいません。
(でも、この賞味期限と消費期限に違和感を感じるのは私だけですか…)
さて、上記の賞味期限と消費期限を見ればわかるかもしれませんが、
賞味期限と消費期限がこの定義だとすれば珈琲は賞味期限に当てはまります。
缶入りの珈琲豆、おへその付いた袋に入ってる珈琲豆にも、
そこには賞味期限との表記があります。
珈琲の賞味期限を見てびっくりされる方もいらっしゃるかもしれませんが、
多くの缶入り、袋入りの珈琲豆(粉)の賞味期限は半年や1年です。
中には1年以上と表記してある珈琲豆もあるので一度意識して見てみてくださいね。
ただ、ここでよく考えてほしいことなのですが、
これだけおいしい珈琲には新鮮さが大切だと言われ、知られるようになった昨今でも、
賞味期限が半年、1年って書いてあってほんとに大丈夫?
これってなんで1年なの?との疑問はみなさんにも持ってほしいと思います。
全日本コーヒー協会でもこう書いてあります。
「パッケージにより異なりますが、賞味期限は開封前ならレギュラーコーヒーで1〜2年。
インスタントコーヒーに限っては3年以内。」
「へ〜珈琲豆は2年も大丈夫なんだ〜」と言ってるあなた、そっちに感心しちゃいけません!
「おいおい、全日本コーヒー協会!」と突っ込んでくださいよ(笑)
賞味期限なのをいいことに、新鮮が大切だと言われる珈琲の賞味期限が1年以上…
「賞味期限→多少味は落ちますけどね…」程度の抽象的でやんわりした表現が、
どれだけ一般の方々に勘違いを持たせてしまうかということです、
それも全日本コーヒー協会というありがたそうな名前の団体であるのにも関わらず…
新鮮な魚や野菜と珈琲(熱加工しているもの)を同じ土俵で比べるつもりはありませんが、
一応コーヒー業界でも新鮮さが大切なのは昨今の珈琲関係者であれば当たり前です。
一般の方にも知られるようになったぐらいですから、プロが知らないわけがありません。
「なのに、なぜ?」というのが普通の方の感性だと思いますが、
この疑問に関しては、いろいろな側面から勘違いのないように
お話をしなければなりませんが、ざっくり簡単に言ってしまうと、
保存の考え方とは、そもそもおいしさを一定に保つわけではなく、
保存というのは、劣化のスピードを緩やかにしてあげることが目的ということです。
これを前提として、時間が経った珈琲豆の見たがどう変わるのか、
商売をするために何が必要だったのか、人間一人一人が持つ身体の強さ、耐性、
情報がなかった(技術がなかった)時代の時代背景など…が関係してきます。
ナポレオンが遠征に行くときの食料問題、
塩漬けや瓶詰めの発明などを考えても面白いことが見えてきます。
とまあ、話が脱線してしまいましたが、
あくまでも「賞味期限内は飲めますよ」という意味合いであったとしても、
珈琲豆の賞味期限が1年、2年というのは理解しがたいところがありますね。
多くの場合(コーヒーもですが)、
「流通の安全性」面から語られる言葉と、
「おいしさを求める」面から語られる言葉では、
言葉が同じであったとしても意味合いは全く違ってきます。
とりあえず、おいしい珈琲を飲むためには、
あまり保存は考えず、新鮮な珈琲豆を手にいれ、
新鮮なうちに飲みきってしまうのが大切ですね。
牛乳も「保存期間内だから・・・」と思わずに、
早めに飲んだほうがいいということでしょうね^^
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