コーヒーミルの選び方とコツ
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Q: 手動式コーヒーミルと電動式コーヒーミル、どちらがいいですか?
Q: 電動式コーヒーミルは熱を持つのでコーヒーに悪いのでは?
Q: 今使用している手動式コーヒーミルが細かく挽けないのですが?
Q: 挽いた珈琲豆の粉にばらつきがあります。刃がダメになったのでしょうか?
Q: 家で珈琲豆を挽くと豆の皮の様な物が混じります。缶入りの挽き豆はとても綺麗なのですが。
Q: 手動式コーヒーミルが欲しいのですが、どれを選んでいいかわかりません。
■日本で販売されているコーヒーミルの特徴と評価
■上海でのオススメコーヒーミル |
コーヒーミルとは、珈琲豆を挽く(粉にする)器具のことです。
いろいろなタイプ(手動式、電動式、筒型、カット式、グラインド式などなど)があるんですよ。
ではでは、よくあるコーヒーミルの質問と共に簡単な説明をしていきましょう。
Q: 手動式コーヒーミルと電動式コーヒーミル、どちらがいいですか?
A: 性能上はどちらでも大丈夫ですよ。
考えるべきは、コーヒーの楽しみ方、時間、コーヒーミルの価格のバランスでしょうかね。
コーヒーと時間をじっくり楽しみたい方は手動式コーヒーミルでもいいと思います。が、、はっきり言って毎日、毎回になると面倒ですよ(笑)
手動式コーヒーミルの方がいいんだっ!
初め、多くの方はこのように言います・・・私もその一人でした。
電動式コーヒーミルにすればよかった・・・
きっと、8回目ぐらいからこの言葉に変わりますよ(笑)
あえて手動ミルを非難するわけじゃないですが、いつもいつもコーヒーを飲む前に手でガリガリゴリゴリ・・・正直疲れてしまうんですよね。
そして、ここからが一番の問題なのですが、珈琲豆が引っかかる・・・
深煎りの珈琲豆だと、表面に油が出ているのは知っていますよね??・・・このコーヒーの油が、問題児。
コーヒーミルの中で珈琲豆同士が引っ付いたり、引っかかったりするんですよ。
これでミルが空回り・・・ちょっと、イライラしつつ、ミルごと持ち上げて「ガンッ」「ガンッ」「ガンッ」
コーヒーミルの中の引っ付いた豆や引っかかった珈琲豆を落とそうと、机にぶつけたりします(笑)
時には、箸などでつつきます・・・。
それでも落ちなくて、悪戦苦闘。
仕事の合間にちょっと一息、コーヒーでも・・・
午後のゆったりした時間を、コーヒーと共に満喫・・・
はい、無理。・・・それは、CMの世界。
優雅な雰囲気は、コーヒーミルを机にぶつける音と、つつく用の箸を無意識的に横に置いている自分に気付いた時に、悲しくも終わります。
まぁ実際、私も初めは手動式コーヒーミルを買ってしまいましたが、、でもね、我慢できたのは6ヶ月ぐらい・・・
も〜っ、やってらんね〜
って、電動ミルを新しく買いました。
私が新しく買ったコーヒーミルはこちら↓
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まぁまぁ6ヶ月でも自分ではよく頑張ったほうだと思ってます。
お金が無くて、新しい電動ミルが買えなかったのがほんとの大きな要因ですが・・・。
さあ、あなたは手動ミルと電動式コーヒーミルどっちにします?
手間とお金のバランスですよ。
注:ちなみに引っかかりにくい手動式コーヒーミルもあることにはあるのですが、少々値段が張ります。この世はお金なんですかね・・・
Q: 電動式コーヒーミルは熱を持つのでコーヒーに悪いのでは?
A: そんなに気にすることはないと思いますよ。
家庭で1回に30g〜100gぐらい挽く程度ならほとんど影響ありません。
コーヒーミル自体の最大粉砕量(粉砕時間)にもよりますが、規定より珈琲豆が多かったり、連続で何度も使用するなどの場合は熱の発生は考えられますので注意してください。
手動ミルの場合でも、ものすごい勢いでハンドルを回すと熱は発生します。プラス、疲れます(笑)
たまにこのような人を見かけます、というか、私の友人がそうでした(笑)
そんなに勢いよくガリガリしなくても、コーヒーは挽けますのでご心配なく。
コーヒーに優しく接してあげてくださいね。
ただし、どうしても電動式コーヒーミルの熱発生が気になるぐらいならやめましょう。(嗜好品の鉄則です)
手動式コーヒーミルの方が挽いてる時の楽しさはありますので、根気がある方には手動式コーヒーミルをオススメしますよ。
Q: 今使用している手動式コーヒーミルが細かく挽けないのですが?
A: 手動ミルには必ず粒度の調節ネジが付いてますので、それをまず確認してください。
メーカーによってミルの形は違いますが、ほとんどの場合ハンドルの付け根部分にあります。
コーヒーミルのハンドルを取り外し(ザッセンハウスはハンドルを取り外さなくてもできます)ネジを調節してください。
長期間使用していたり、何かのはずみで調節ネジがゆるみ、粉の粗さが変わってしまうこともありますので、まずはそこを確認してみてください。
これは雑談ですが、中国でミルを探す場合、安物のミルだとネジの調節がしにくい、またはできないミル(中国製のコーヒーミルには多いようです。彼らも「これは飾り用だから」と分かった上で売っています。聞けば教えてくれたりしますよ)もありますので気を付けてくださいね。
やはり中国、、安いものには何かあると考えた方がいいのでしょうかね・・・。
台湾製のミルは価格のわりにいい働きをしてくれますよ。
●上海で手動式コーヒーミルがほしい方は、連絡して頂ければご用意しますよ。
Q: 挽いた珈琲豆の粉にばらつきがあります。刃がダメになったのでしょうか?
A: それも一理ありますが、コーヒーミルの刃はそう簡単にダメになったりしませんよ・・・相当の安物でない限りは(笑)
上記にも書きましたが、コーヒーミルのハンドル部分のネジがゆるんでいないかを確認してみてください。
多くは長期間使用していて、知らず知らずのうちにハンドル部分のネジがゆるんでいるのが原因です。
ある時、「はっ!粗さが違うっ」と気付くものですよね(笑)
Q: ↑それでは中粗挽きや粗挽きはどうなるんだ?
A: コーヒーミルは刃と刃の隙間を調節して挽きの粒度を変えます。
粗挽きは刃と刃の隙間が広く、細挽きは刃と刃の隙間が狭いということになります。
珈琲豆はある程度の硬さを持っているので、挽く瞬間に砕けます。
その砕けた破片が刃と刃の隙間を通っていくので、その隙間の分だけある程度均一に挽けます。
しかし、砕けたときにその刃と刃の隙間よりも細かい破片となるものも必ず出てくるので、それが不均一に見えるコーヒーの粉となってしまうんです。
なので、粗挽きの方が刃と刃の隙間が大きく、その分だけ細かい粉が通っていくために不均一に見え、細挽きは刃と刃の隙間が狭いため比較的綺麗に揃って見えるんです。
これはどんな高性能コーヒーミルを使用しても同じ事が言えます。
今使っているコーヒーミルの設定を細挽きにしてもばらつきが目立つようなら、刃の問題も考えられます。
またコーヒーミルのメーカーによっても粒度に若干の違いはあります。
Q: 家で珈琲豆を挽くと豆の皮の様な物が混じります。缶入りの挽き豆はとても綺麗なのですが。
A: これは珈琲豆の切れ目の入った部分(センターライン)にある薄皮です。
大手の缶詰コーヒーは、工場で挽く時に、エアーや静電気を使って飛ばしています。
そんなに気にしなくていいのですが、もし気になってしょうがないと言う方は、、
1 珈琲豆を粗挽きにして、この薄皮を吹き飛ばします。
2 もう一度そのコーヒーの粉をミルで挽いて下さい。
薄皮が多すぎる場合は別としても、「フッ」「フッ」「フッ」と息で飛ばすぐらいで十分だと思います。
Q: 手動式コーヒーミルが欲しいのですが、どれを選んでいいかわかりません。
A: 日本で購入する場合であれば、そんなに考える必要はないので、見た目(デザイン)で気に入ったものを選んでもらえればと思います。
中国では、そう簡単にはいかないので確認が必要ですが・・・
コーヒーミルは大は小を兼ねます。
大きめのミルの方が挽いている時の安定性もいいですし、ハンドルの大きさとその反動も加わりますので、実際よりも挽きやすく感じます。
置く場所と価格に問題がなければ、少し大きめのミルのほうがいいと思います。
あと、大きいミルがあるだけで、雰囲気も違いますよね、、カッコイイですし(笑)
小さめのミルは使い勝手ははっきり言って悪いです。
想像以上に悪いです。
ミルを持って移動したりする方にはオススメしますが、使いやすさの面ではオススメできません。
アウトドアなどでは、かなり重宝しますが・・・
デザイン的には好きなミルもありますが、私の場合見るだけで十分です(笑)
デザインや使いやすさ、トータル的にも人気があるのは『ザッセンハウス』があります。
⇒ コーヒー豆の挽き方とおいしいコーヒーのコツ
⇒ コーヒーミルの掃除方法
⇒ コーヒーを選ぶという意識
■日本で販売されているコーヒーミルの特徴と評価
家庭でおいしいコーヒーを楽しむためには、コーヒーミルは必須です。
コーヒーミルは安いものではないですが、
コーヒーミルがあるだけでコーヒーライフはとても充実します。
珈琲豆の状態と粉の状態では、保存できる日数も変わってきます。
⇒ 珈琲豆の保存方法覚えておきたい6つのポイント
新鮮な珈琲豆を手に入れることがとても大切で、
豆の状態で保存して、ドリップする前に粉にすることが一番です。
それほど挽き立ての珈琲豆と、
粉にされてから時間の経過してしまった珈琲豆とは雲泥の差です。
安いコーヒーミルでもないよりマシですので、一台持っておくことをオススメします。
その投資が、これからのあなたのコーヒーライフを変えるものとなりますよ♪
手動式コーヒーミル
カリタ ミニミル/硬質鋳鉄製臼歯使用 価格2,400円 (税込 2,520 円) 送料別
女性のお客さんの中には、「挽いている時間から楽しみたい!」という方が何人もいます。
個人的には手動式コーヒーミルで毎回挽くのは大変だろうと思うわけですが、それぞれの時間の使い方ですね^^
コーヒーミルとしては一般的なアンティーク調のミルですが、このタイプはオススメしません。
決して使えないわけではありませんが、珈琲豆を投入する部分に蓋がなく、
ゴリゴリ挽いているときに珈琲豆が散らばります。
できたら蓋が付いているコーヒーミルを選びたいものです。
パイレックス セラミックコーヒーミル/セラミック刃 価格2,940円 (税込) 送料別
アウトドア用として携帯するときに便利な形状(分解できる)、サイズになっています。
旅行、山登り、ホームパーティ、事務所などどこかに出かけてその場でコーヒーを作るときには便利です。
でも、それ以外では特にオススメはしません。
カリタミニミルにも書いた通り、手動コーヒーミルはある程度の重さと大きさがあったほうが挽きやすいです。
浅煎りぐらいに焙煎されたコーヒー豆では力が必要なので助成には使いにくいかもしれません。
移動の多い私や私のお客さんは結構重宝して使ってます^^
手動式コーヒーミル
カリタ ダイヤミル/材質 鋳鉄製/重量3500g 価格9,576円 (税込) 送料別
少し値段のはる手動式コーヒーミルです。
私もハンドル部分が若干違いますが一台持っています(飾ってるだけですが、笑)
コーヒーミルは、ある程度重さがあったほうが使いやすいです。
それはなぜかというと、珈琲豆を挽くときに少し力がかかるからです。
なので、上記のカリタ ミニミルのような軽いタイプのコーヒーミルだと、
コーヒーミル本体をギュッと押さえながら挽いたり、
太ももの間にコーヒーミルをしっかり挟み、挽いていくようになります。
慣れれば大した問題ではありませんが、
コーヒーミルはある程度重さがあったほうが使いやすいことも覚えておくといいですね。
上記のことを踏まえた上では、見た目重視でもいいんです、
だって、長いお付き合いしていくものですからね^^
電動式コーヒーミル
カリタ ナイスカットミル/カッティングタイプ 価格22,680円 (税込) 送料別
値段はしますが、業務用コーヒーミルが家庭用になったものです。
私も日本で購入したものを一台、中国で購入したものを一台持っています。
ナイスカットミルのモーターの音がうるさいという方もいますが、
私はこの程度の音は気になりませんし、隣近所から文句を言われたことはありません(笑)
ダイヤル調整で粉の粗さを決めることができます。
コーヒーミルにお金をかけてもいい方には一生モノのコーヒーミルになります。
台湾製のコーヒーミルは、アルトコーヒー北外灘店で使用中です。
⇒ マニア用コーヒーミル(歯のタイプが違う類似品にご注意下さい!!)
フジローヤル みるっこ/臼式ミル/ 価格32,886円 (税込) 送料込
ナイスカットミルを持っている方は、このみるっこに憧れているかもしれません^^
価格を考えたときには、ナイスカットミルで十分です。
それ以上にこだわりたい方には、このみるっこをオススメしています。
カリタ セラミックミル C-90/臼歯にファインセラミック使用 価格9,060円 (税込) 送料込
コーヒーミルとしての基本的な機能は十分にあります。
あとは、見た目や価格の問題でしょうか。
ここまでコーヒーミルに出すなら、ナイスカットミルをオススメします。
MELITTA(メリタ) パーフェクトタッチ/臼式ミル 価格4,953円 (税込) 送料別
機能と価格のバランスで、私の実家用として使用していました。
ダイヤルで粉の粗さを調整することができます。何よりも操作が簡単。
メリタ コーヒーミルMJ-516/カッター式ミル 価格 3,280円 (税込) 送料別
筒型カッター式コーヒーミルでは、粉の粗さを均一にすることが難しいです。(使い方はありますが^^)
家庭用では使えるコーヒーミルだと思いますが、特別オススメはしません。
粉が均一になりにくい店は、価格とのバランスで考える必要があります。
カッター式コーヒーミルを購入されるのならメリタ パーフェクトタッチをオススメします。
ASCASOエスプレッソ専用ミル・i-Grinder/価格55,125円 (税込) 送料別
エスプレッソ専用コーヒーミルです。
見た目はかっこいいですが、エスプレッソ以外の方は購入しないで下さい。
その他、コーヒーメーカーなどに付属されているミルは、
筒型カッター式コーヒーミルと同じ構造です。
ですので、私はオススメしません。
■上海でのオススメコーヒーミル 手動式コーヒーミルと電動式コーヒーミル
電動式コーヒーミル×コーヒー豆3種セット(各80g) 290元 |
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筒型プロペラ式コーヒーミル
お手軽で安価なコーヒーミルを探している方にはオススメ
コーヒミルの中でも、非常に簡単な作りでミキサータイプのミル
家庭で使うコーヒーミルなら、このタイプでも十分だと思います
このタイプのミルで、粉を均一にすることは難しいですが、購入の方には秘密のポイントをこっそりお教えします^^
サイズ:100x110x210mm
電源:220v
コーヒー豆(粉)容量は50gほど
シルバーxブラック |
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手動式コーヒーミル(アンティークブラック) 300元野村のオススメ |
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アンティークコーヒーミル
重さも十分にあり、しっかりした作りの使い易いミルです(見た目もカッコイイ)
手回しハンドルは上にあるものよりも、横に付いているコーヒーミルのほうが使い易いと思います
挽くときからコーヒーを楽しみたい!手間はかけてもおいしいコーヒーが飲みたい!という方には、このコーヒーミルがオススメ
サイズ:130x130x235mm コーヒー豆(粉)容量は50gほど
粉の粗さ調整付き
ツヤ消しブラック |
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コーヒーマニア専用 電動式コーヒーミル 1200元 |
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マニア専用コーヒーミル
業務用コーヒーミルが家庭用サイズになりました
粗挽きから細挽きまで、ダイヤル調整が可能
珈琲粉の均一性、性能を求めた電動式コーヒーミルならこのコーヒーミルがオススメ
※現在のアルトコーヒーで松屋式ドリップを行うときにはこの電動式コーヒーミルをしようしています。(少し工夫する必要がありますが…)
(小さなお店でも十分に使えるコーヒーミルですので、検討されている方ぜひ一度ご相談ください)
サイズ:165x245x360mm
電源:220v
容量:200gほど 粉の粗さはダイヤル調整 |
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■ 珈琲豆の焙煎方法 |
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焙煎とは焼くこと。
でも単純に焼けばいいというわけではなくて、焙煎方法にもいろいろと秘密があるんです・・・(コロンビアスプレモの焼き方) |
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