3ヶ月以上経ってもおいしい珈琲豆とは?
■質問
> もうひとつ質問してもいいですか。
> 中国ではあまりおいしいコーヒーに出会うことがなく、どこへ行っても
> ものすごく苦い、色が黒い、どれを注文しても同じ味がする、ような気がします。
> それが、この前ものすごく古いコーヒー屋さん、人もあまりいないようなところで
> 全然期待しないでコーヒーを頼んで飲みました。
> それがふしぎなことにおいしかったのです。
> 豆は決して新鮮じゃないと思います。
> 水にこだわってるようにも思えないです。
> 店の作りからしてコーヒーにこだわってる様子もないです。
> 一回行ったきりなのでいつもおいしいのか、それは次回行かないとわかりませんが
> コーヒーをおいしくする要因は、豆や水以外にも何かあるんでしょうか。
■野村回答
どうぞどうぞ、お好きなだけ質問してください。
さて、コーヒーをおいしくする要因はいろいろありますよ。
コーヒーは、カップに落とし込まれたコーヒー、つまり、
コーヒー液を作るまでの過程で味を作る訳ですよね。
ということは、豆や水というだけではなく、豆の品質(焙煎前の生豆の品質)だったり、
お湯の温度だったりと細かい部分を上げれば切りがないぐらい、
雑に言ってしまえばすべての要素が関係してくるわけです。
まず、必ず新鮮な豆じゃないとおいしいコーヒーは作れないかというとそうでもないです。
3ヵ月以上経ってる豆でも、焙煎がうまくできていて、それまでの保存方法がよく、淹れ方もうまくできればおいしく作ることはできますよ。
世間で一般的に語られているコーヒーの知識の上では、3ヶ月以上経過しているコーヒー豆でおいしいわけがない(飲めたとしてもおいしくはない)と言われてしまいそうですが、アルトの珈琲教室では実際に実験して飲んでもらうことがあります。もちろん、飲んでもらってから3ヶ月経った豆で淹れたことを明かすわけですが、みなさんそのおいしさにビックリしてますから(笑)
新鮮なコーヒー豆で淹れたコーヒーとは味のイメージ、おいしさのイメージが違うという感じですかね、、人間で例えると、若者には若者の良さがあり、歳を経た人間にはその人間の良さがあるのと一緒でしょうか。
あと、水にはそんなにこだわらなくても大丈夫です・・・と言うと勘違いされそうですが、
水よりも焙煎された豆の品質や抽出方法のほうが大切になってきます。
さすがに臭いがついていたりする水は誤魔化せませんが、
普通の水(軟水、硬水程度の違い)であれば、おいしいコーヒーは十分に作れます。
おいしい水を使えば、もっとおいしくなる場合もあるという意味です^^
お水のせいでおいしいコーヒーが作れないと言う珈琲店があったら、単純にその作り手の知識、技術の無さ、勉強不足です。お水は大切な要素ですが、それはあくまでもコーヒーの味を作り出すひとつの要因でしかないということです。
内装にこだわるのも、店主がどう捉えているかによって違ってくるかもしれませんね。
お店の作りにこだわってなくても、おいしいお店はありますから(笑)
あとは、Iさんが飲んだコーヒーがどのような味だったのかですね。
詳細が書かれていないのでわかりませんが、
主観的なおいしさだったのか、客観的なおいしさだったのか。
上記のことから考えると、
期待値が下がっていたところに、そこそこのコーヒーが出てきたということなのか、
意識して飲んでもないのに、フワッとおいしさが感じられて余韻もよかったのか。。
味覚というのも微妙なもので、毎日感覚が変わります。
そのときのその瞬間の感情に、バチッと合っていたこともおいしさに繋がったのが考えられますよね。
私の頭も、コーヒーになると勝手にスイッチが入ってしまうのですが、
不思議とおいしいな〜と感じるものってありますからね。
コーヒーって不思議な飲み物だな〜と思うときは結構ありますよ^^
質問の答えになってなかったらすいません。。
また何かあればどんどんメールください!
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