コーヒーを知り自分を知る
珈琲教室に参加された方からよく質問されること。
それはアルトコーヒーと同じ味が出せない…ということです。
コーヒーを知る上で、ヒントになりそうなことがありましたので、
このページでも紹介したいと思います!
■質問
> あれから家で何度か練習をしたのですが、なかなか
> アルトでの味が出ません。
> これからもコーヒー道に精進したいと思います。
まず大きくは自分の中での軸を作ることです。
自分の中に軸がないうちは何を飲んでも迷うと思います。
自分の中の軸の作り方としては(マニアックな話になりますが…)、
まず同じ珈琲豆、同じ淹れ方でとことん練習をして下さい。
と言いますのも、
雑な言い方をすれば全ての要素は微妙に変化していますので、
その変化が珈琲豆の変化なのか、
自分の淹れ方から生じた変化なのかを知る必要があります。
全く同じ味を作ることは厳密には無理(※1下記参照)ですので、
その上で言えば味の範囲(全方向的な幅)を知る必要があります。
同じ珈琲豆を使って自分が淹れると、
味はこれぐらいの範囲の中ではこうなるな…
昨日はこれがぐらいの味になったな…
その前にはこれぐらいの味になったんだよな…など。
自分の中で味の変化が捉えられる範囲を基本として、
珈琲豆が変化していく範囲、
自分の体調や感じ方が変化していく範囲を知ることです。
ちょっとややこしいかもしれませんが、
自分の作業や珈琲豆を極力変化させない状態、
つまり同じ淹れ方作業と同じ珈琲豆を使うことで、
その中でも何がどう変化していくのか、
味覚の変化、感じ方、捉え方、気分、体調変化などを、
知ることがここでは大切となってきます(これが全ての基本となりますので)。
コーヒーを飲むといっても、
結構複雑な人間的要素も絡み合っていますので、
その要素を踏まえた上で、
目の前のコーヒーを味わうときには、
その要素を足したり差いたりながら味わう必要がありますね…
どうしても時間的な経験則が大きな要素にもなってきます。
そういう意味では、
目の前のコーヒーの味だけを判断するなんて、
特に難しいものではないんです。
プロを名乗る者であったとしても、多かれ少なかれ、
言ったもん勝ちみたいな所がありますからね^^
って、
プロやオタクになるなら知っておいてもいいかも(笑)
※1
全く同じ味が作れるかどうかに関しては、
コーヒーを作る上での要素の変化、
この世の中にあるものは日々変化していることを考えた場合です。
自分が飲んで同じ味だと思っても、
それは自分の味覚では感じ取れないというだけであり、
感じ取れない部分では違う味になっている(はず)という理屈です。
勘違いのないように言えば、
同じ味という表現ではなく「似ている味」という表現になるはずです。
なので安易に「同じ味」とは言い難いところがあります。
もしわからないことがあればいつでもどうぞ!
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