オールドビーンズとは?オールドビーンズで作ったコーヒーはおいしいの?
オールドビーンズとは?オールドビーンズで作ったコーヒーはおいしいの?
【質問】
>以前「オールドビーンズ」なるものの存在を耳にしました。
古い豆というよりは、何年も保存して熟成させた豆だそうですが、
ワインのように熟成がうまくいくものでしょうか?
保存次第とはいえ、豆は生鮮品だと思うのですが…
【回答】
コーヒーの場合は、
豆というと「生豆」と「焙煎豆」にわかれます。
オールドビーンズとは、
生豆を数年寝かせて作るコーヒーのことです。
収穫されてから3年以上経過している生豆を、
「オールドクロップ」「オールドコーヒー」とも呼び、
オールドビーンズと同義と考えても問題ありません。
(ここではオールドビーンズと呼びます)
これまでの経験の中では、
オールドビーンズでもおいしく飲めるコーヒーはありましたので、
熟成させるという言葉が適切かどうかは別としても、
オールドビーンズは「うまく作れば」可能だと考えます。
実は僕も3年もの、4年もの、5年ものは作ったことがあります。
これまでの実験は5種類にも満たないものですが、
正直おいしいというレベルでは飲めるものの、
感動するほどの味にはまだ残念ながら出会っていません。
でも逆に、「あー失敗したかも…」と思っても、
焙煎の方法によっては十分飲めるようにはなります。
現在でも寝かせている生豆はありますが、
それが今後どんな味になるのかは、
蓋を開けてみないとわかりません^^
一般的に言われている珈琲豆の酸化とは、
焙煎されて茶色の珈琲豆になってから始まります。
珈琲豆の鮮度が大切であると言うのは、
ほとんどが茶色の珈琲豆(焙煎豆)になってからです。
⇒ 新鮮な珈琲豆を簡単に見分ける方法
オールドビーンズには、
もう少し面白い話があるので、
今後お話しますね^^
次回は「コーヒーの派閥問題?」です。
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