サエコ(Saeco)エスプレッソマシンSUP016E

サエコ(Saeco)ロイヤルプロフェッショナルSUP016Eの比較と評価


上海でカフェをオープンされるＹさんからご相談を受けました。

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> エスプレッソマシーンでほしいのは以下で、中国市場にはまだないみたいなので、
> ひと昔前の型ならありました。　価格は5000〜8000、本物かどうかは分かりませんが・・
> サエコ エスプレッソマシンSUP016E
>
> もし壊れた際に修理できるかできないか、ここがネックになってくるんですよね・・
> 部品を交換したら直る、でもその部品がないみたいな、中国式で曖昧なかんじですね。
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なので、 サエコ(Saeco)ロイヤルプロフェッショナルSUP016Eを考えたいと思います。


サエコ(Saeco)のエスプレッソマシンSUP016Eは、 一応、最低限の機能は付いています。

・コーヒーミル（コーヒー粉の粗さ調整は８段階）
・コーヒー豆の量調整（６〜９ｇ）
・スチーム機能
・ミルク泡立て
・カップウォーマー

まあ、これと言って特筆する点があるようにも思えないサエコのエスプレッソマシンなんですが（笑）、
価格がそれなりにするのは１５気圧あるためでしょうか。
エスプレッソの定義には下記のようなものがあります。

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エスプレッソとは、９気圧の圧力と９０℃ほどの湯温で、
２０〜２５秒の抽出時間で約1オンス（30 ml）のコーヒーを抽出したもの
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ここからもわかる通り、エスプレッソは９気圧の圧力をかけて珈琲液を抽出するものです。
このサエコのエスプレッソマシンでは１５気圧あるので、 圧力の問題は大丈夫です。


少し話しはそれますが、 下記のような直火式エスプレッソマシン（モカエキスプレス）では、


モカエキスプレス（3杯用）/Bialetti/特別価格3,360円 (税込) 送料別

１気圧ちょっとぐらいしか圧力がかからないため、この器具で抽出した珈琲液はエスプレッソではないという専門家もいます。たしかに、９気圧かかるエスプレッソマシンと比べても、珈琲液は水っぽくなりやすくシャビシャビ感は否めません（ある程度調整することはできる）


サエコ(Saeco)のエスプレッソマシンSUP016Eの話に戻ります、

このサエコのエスプレッソマシンは全自動エスプレッソマシンなので、タンピングの強弱は変えられません。なので、濃度や抽出時間は、コーヒー粉の粗さと量で調整をするしかなさそうです。お湯の温度設定を変えることは書いていません。


全自動エスプレッソマシンは手間をかけず手軽にエスプレッソが作れる分だけ、味の複雑性は求められません。ただ、上記にも書いている通り、最低限の粉の粗さ、粉の量は変えられるので、そのレベルでは味の変化は作ることができます。


まとめとして、

正直、ここまでの価格を出す気なら、他のエスプレッソマシンの選択肢もあるような気がします。
店舗を始めるときに先立つものを抑えることは重要で、これは全体的なバランスとしても考える必要がありますが、コーヒーをどの程度の位置づけで考えるかどうか。


この問題は店舗コンセプトや運営方法などにもかかわってくる問題なので、一概には言えないところですが、今回相談を受けたＹさんには少し説明してあげる必要があると思いました。