インスタントコーヒーと缶コーヒーの誕生物語
インスタントコーヒーと缶コーヒーの誕生物語
インスタントコーヒーの生みの親は日本人
インスタントコーヒーの誕生は意外に古く、100年以上の前になります
発明者は加藤サルトリ博士という当時シカゴ在住の日本人化学者で、可溶性(水に溶ける物質)のお茶をシカゴに伝えたことを機に、現地のコーヒー業者や科学者たちと協力し合い、世界初のインスタントコーヒーを発明したのです。
ここで本来なら加藤博士が発明者となり、特許を取得するのでしょうが、加藤博士が特許権などに無関心だったため、インスタントコーヒーの特許権は、別の人のものとなってしまいました。
一方、缶コーヒーは、第2時世界大戦後、日本国内でインスタントコーヒーの製造開始や輸入の自由化に伴って発生したコーヒーブームの中で生まれました。
1969年、駅の売店でコーヒー牛乳を飲んでいた上島忠雄氏(上島珈琲創業者)が、列車が予想外に発車することになったため、飲みかけを返却してしまったことからひらめき、本格的な缶コーヒーを発明したのです
■コーヒーの歴史/関連書籍
日本最初の喫茶店「可否茶館」の歴史 星田宏司著 いなほ書房 /星雲社
価格1,500円 (税込 1,575 円) 送料無料
黎明期における日本珈琲店史 星田宏司著 いなほ書房 /星雲社
価格1,200円 (税込 1,260 円) 送料無料
コーヒー文化研究 No.3/価格1,000円 (税込) 送料別
学会誌「コーヒー文化研究」はコーヒー研究者による論文や、総会・集会時に行われた講演内容が収録されています。その内容は学会会員ほか多くの方々から、高い評価をうけています。
珈琲と文化 No.68/価格840円 (税込) 送料別
|